はじめに
パソコンで何か始めようとしている人は絶対に覚えておくべき内容です。
パソコン操作で調べものや仕事するにも避けて通れないのが文字入力です。
ただローマ字入力が出来るだけではなくキーボードを見ないで入力ができるようにするのが大切です。
「タッチタイピング」ってやつですね。
※昔はブランドタッチとも言いましたが、ブラインド(盲目)という差別的な表現になるので使わないようにしましょう。
指の分担表とローマ字一覧表も必要な方はダウンロードして使ってください!
この記事はタッチタイピングを覚えたい方にも読んでもらえるように基本となるポイントから紹介しています。
タッチタイピングが出来る方は目次からおすすめサイトの記事にジャンプしてくださいね。
Flashサービス終了の為一部のタイピングサイトがサービスを終了しました。
その他の練習できるサイトでお楽しみください!
この記事で紹介していること
- タイピングをするメリット
- タイピング上達のコツ
- おすすめの無料タイピングサイト初級~中級10選
- 指南表・ローマ字一覧表を配布中
現役パソコンインストラクターです。仕事でパソコンを教えています。今回の「タイピング」については、パソコンを習う人には必ずおすすめしている内容になります。楽しく継続してスキルアップするコツなどを紹介していますので参考にしてみてください。
メリット
時短になる
同じ作業でもかかる時間があっという的に短くなります。
例えば早い人と遅い人で1,000文字の記事を書く時で比べてみます。
参考
1秒で1文字のペース 1,000秒=約17分くらい。
1秒で6文字のペース 167秒=約3分くらい。
本当にざっくりですが14分くらいの差が出てきます。これを長期間で見ると差はどんどん開きます。
1年間毎日なら14分×365日=5,110分(約3.5日)
パソコンで仕事をしている方は1日1,000文字以上の入力している方も多いと思います。
その場合は入力のスピードでもっと差が開いてしまいますよね。
疲れない
指の使い方を覚えると手元を見ないで入力が出来るようになります。
つまり画面とキーボードに視線を行ったり来たりしなくて済むので、目が疲れづらくなります。
指がスムーズに動くようになると自然と方の力も抜けるので肩こりにもなりづらくなります。そして文字を探す作業がなくなるので極端にストレスが軽減されます。
何よりかっこいい
皆さんの周りにも入力の速い方はいませんか?
こんな人
- 会話しながら入力
- 電話で対応しながら入力
- 資料だけで手元を見ないで入力
- 会議の内容を会話のスピードで入力
あの仕事できる感じ(笑)かっこいいですよね!
私も職場の速い先輩を見て「あんな風になりたい!」と練習を始めました。
きっかけは別として、
是非この記事を読んでくれた方もかっこいい人を目指してもらいたいです。
子供の教育と高齢者のボケ防止
年代別になりますが、小さいお子さんにパソコンを習わせたい親御さんも多く、逆に高齢の方では定年後の新しい趣味などで始める方も多くいらっしゃいます。
お子さんの場合はローマ字の習得・高齢者の方は指先をよく使うのでボケ防止になります。
次はタッチタイピングをマスターするだけでなく、効率の良い練習法と事前に覚えておくべきポイントを説明したいと思います。
上達する為の練習ポイント
少しでも効率よく、しかも速く入力できるようにするためには必ず覚えておいた方が良いことを先に紹介します。
これを意識するだけで上達のスピードが変わってきますよ。
指の使い方をしっかり覚える
独学で覚えた方でよく見かけますが、入力は出来るけど指の動きがオリジナルになっている人。
もちろん中には速い人もいますが、大半の人が手元でボタンを確認しながら入力してしまっていると思います。
間違ったまま練習をしていくと癖がついて直すのが大変です。最初のうちにしっかりとした指の使い方を覚えましょう。
キーボードは絶対見ない
指をボタンの上に置くとどこに何のボタンがあるか見えません。
なので最初はボタンの配置を覚えるのがたいへんだと思います。
しかし入力の練習をする時は「絶対手元を見ない!」という意識をして練習をしないといつまでも覚えられません。
ゆっくりでも良いので手元は見ないように練習しましょう。
拗音(ようおん)と促音(そくおん)を覚える
拗音とは「きゃ」「しゃ」「ちゃ」など大きい文字と小さい文字の2文字の音のことです。
小さい文字単体で打つ時は、文字の前に「L」か「X」を押してから入力すると小さくなります。
ポイント
例
や ゆ よ(ya yu yo) ゃ ゅ ょ(l(x)ya l(x)yu l(x)yo)
しかし、「きゃ」「しゃ」「ちゃ」を入力するときは「L」と「X」を使わずに入力した方が文字数を少なくすることができます。
注意ポイント LとXを使った場合 きゃ(kilya) しゃ(silya) ちゃ(tilya)
LとXを使わない場合 きゃ(kya) しゃ(sya) ちゃ(tya)
LとXを使わない方が打つ文字の数が少ないですよね?
この方法で覚えることによって速く入力できるようになります。
促音とは「っ」の小さい音です。
先ほどやった小さい文字を単体で打つ時は「L」か「X」を使えば打てます。
ポイント
例
つ(tu) っ(ltu)
ですが「っ」も効率よく打つ方法があって、「っ」の次の文字の単語を1つ多く打つことです。
少しわかりづらいので例でやりますね。
ポイント
例
LとXを使った場合 いった(iltuta) きって(kiltute) ラッキー(raltuki-)
LとXを使わない場合 いった(itta) きって(kitte) ラッキー(rakki-)
「いった」の場合「っ」の次の文字(この場合は「た(TA)」の最初の文字(子音)の「T」を1つ多く打つ。
「TTA」で「った」となります。
「きって」の場合は「TTE」で「って」となります。
同じ音も少ない文字数で覚える
例えば「じゃ」「じゅ」「じょ」などの文字です。人によっては
じゃ(ZYA)じゅ(ZYU)じょ(ZYO)で覚えている方もいるかもしませんが
じゃ(JA)じゅ(JU)じょ(JO)の方が2文字ずつで済むので1文字だけ入力が省けます。
このように同じ音でも文字数の少ない文字で覚える方が時短になるのです。
今紹介した内容は最初の覚える段階で癖をつけないとあとで直すのが本当に大変です。
直すためには時間もかかるし、直すまで普段の入力より遅くなるでしょう。
ただこれから長いパソコンとの付き合いの為にもしっかり覚えて練習するようにしましょう。
目標の設定
ここがすごく大切になります。目標設定とコンスタントな練習!
自分でできる範囲で良いので目標を設定します。
目標の例
- 五十音を見ないで打てるようにする!
- 濁点も見ないで打てるようにする!
- 間違いを10回以下にする!
- 〇分以内に100文字打てるようにする!
など自分でできる範囲で目標を作るとやる気と達成感も出るのでおすすめです。
速度アップよりミスを減らす
文字を打てるように練習するので当たり前ですが、焦り過ぎてはダメです。
実際の文章でもそうですが、入力ミスをした場合はその文字を消す作業が増えるので結果的には遅くなります。
最初は速度よりいかにミスしないで入力できるように意識するのがとても大切です。そうすれば速度は自然と上がってきます。
定期的な練習
出来れば毎日5分~10分でも良いので定期的に練習するクセを付けましょう。
パソコン教室でも最初の授業前に5~10分のタイピング練習の時間を設けています。
今まで紹介したポイントをしっかり押さえたらあとはコツコツ練習あるのみです。
おすすめ無料タイピングサイト11選
ここからは実際の練習におすすめなタイピングのサイトを紹介していきます。難易度も分けて紹介していますので自分に合ったサイトで練習してみてください。
初級
マイタイピング
おすすめポイント
難易度別・入力文字のジャンル選択・使う指も教えてくれるので初心者さん向け
ビジネス文書や好きな歌の歌詞など本当にたくさんあり、ランキングや成績に応じた称号がもらえたりと飽きずに練習ができます。自分で練習問題を作成することもできます。
e-typing
おすすめポイント
入力文字のジャンル選択・使う指も教えてくれる初心者さん向けサイト。
たくさんのジャンルだけでなくローマ字・英語・かな入力など入力方法も選べます。サイトTOPの「腕試しレベルチェック」は定期的に変わるので自分の興味にかたよらずに気軽に練習とスコアチェックができます。
イータイピングではタイピングの技能検定があります。
サイトで模擬試験での練習が出来ますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
練習だけでもおススメですよ。
0からはじめるタイピング
おすすめポイント
ゲーム感覚でタイピング練習ができるサイト。
初心者向けで指の配置や練習課題などがありクリアすると次のステージに進む仕様でレベルの設定もほどよく楽しく練習できます。登場キャラクターも個性があり世界観がある素敵なサイトです。バトルコロシアムという対戦形式ではコンピュータ対戦やオンラインで知らない人との対戦も可能です。
ココアの桃太郎タイピング
おすすめポイント
RPGゲーム感覚で楽しく練習できる子供向けサイト。RPGのようにストーリーにそって練習するだけではなく、基本から練習できる「タイピング道場」やスコアを競う「たいぴんぐ検定」というモードもあり楽しく練習ができます。タイピング初めてのお子さん向け!
https://pokedebi.com/game/momotype/
寿司打
おすすめポイント
有名なタイピングサイト。
寿司ネタに乗せて文字が流れてくるので流れきる前に入力をする練習サイト。文字数・寿司の流れる速さ・正確さなど設定できます。
速さも求められるので自然と早く入力するように上手にできたサイトです。何より楽しい!
POPタイピング
おすすめポイント
タイピングをしながらポップコーンを作るタイピングゲーム。入力するたびにポップコーンが音を出しながら弾けるのがとても心地よいです。スコアによって称号がもらえたり、たくさん練習してポップコーンを作っていくと、なんと味変もできちゃいます!最後にはすこいポップコーンが・・・。
今回の記事で紹介している「寿司打」「POPタイピング」「県名当てタイピング」はNeutralさんのサイトです。
他にもタイピングゲームや面白いゲームもたくさんあるのでチェックしてみてください。おすすめです。
P検
おすすめポイント
パソコンの資格で有名なP検の練習サイト。
初心者向けの基本の指使いの練習から、試験と同じ内容の練習もできます。ダウンロード版をパソコンにインストールすればネット環境がなくても練習することができます。
https://www.pken.com/tool/typing.html
中級
ZTYPE
おすすめポイント
シューティングゲーム形式のタイピング練習サイト。飛んでくる文字を入力して打倒していきます。このゲームの特徴は英語の単語というところです。英語の入力練習をしたい方におすすめです。英単語がスラスラ入力できないとなかなか次に進めないので繰り返し練習してハイスコアを目指しましょう!ピンチになったらEnterキーでバリアを出すことも出来ますよ。
県名当てタイピング
おすすめポイント
日本の地図を見ながら指定された場所の都道府県を入力するタイピングゲーム。タイピング練習をしながら47都道府県の場所と名前も覚えられるので一石二鳥。名前がわからない時はスペースキーを押すとヒントが出るので自信がない人も安心です。繰り返し場所も入力もスラスラできるようになります。個人的に好きなタイピングです。慣れたらそのページのリンクから「県庁所在地タイピング」もあるので興味のある方はどうぞ!
TypingClub
おすすめポイント
英語入力の練習ができるおすすめサイト。指の使い方からひとつずつ丁寧に練習することができます。課題をクリアしながら次へテンポよく進めていけるので、楽しく達成感を感じることができます。英語の入力はプログラミングにも通ずるところがあるのでおすすめです!
TYPING TUBE
おすすめポイント
YOUTUBEの動画から好きな曲を選択して歌詞をタイピングするサイト
たくさんの曲があり、自分の好きなアーティストの曲を選んで練習することができます。ただ曲によってはかなり速いので上級者向け
まとめ
タイピングは自転車の乗り方と同じです。
一度覚えてしまえば、時間がたっても体が覚えてくれるので忘れないものです。
今回ご紹介したサイト以外にも練習サイトや市販のソフトなどたくさんあります。自分に合った練習をして是非タッチタイピングをマスターしてくださいね!
別の記事でもパソコンの便利機能や資格などのスキルアップできる内容やトラブル対策などの内容をまとめています。
気になる方は是非チェックしてみてください。